機械式RDを無線化するX Shifter。その後継品であるNXS Wirelessが2022年12月から通常購入できるようになった。
(2022年4月からプレオーダー開始して延期に次ぐ延期により、12月にプレオーダーは強制キャンセル→通常販売開始という流れ)
前作のX Shifterを愛用しており、X Shifterより軽量化しており機能も増えFDも追加されるそうなので通常購入可能になってすぐに発注。(FDはまだ購入不可)
発注して4日ほどで到着した。送料はDHLで75ドル。
変速の設定(段数やボタン設定など)は専用のアプリで行う。まだAndroid用のアプリしか無い。(2023/01時点)
パッとみて何を購入しないといけないのか分かりづらいのでまとめてみました。参考までに。
1 + 2 + (3,4,5から最大4つ) + 6 + 7
1.NXS Quantum
変速の制御を行うユニット。モータでRDのワイヤーを引っ張り変速を行う。
バッテリーとシフトワイヤーが付属。バッテリーの充電は後述の専用の充電器で行う。
RDには後述のアダプタを使って取り付ける。
付属しているシフトワイヤの太さは1.1mm。
2.NXS BlakBullet
BitやShifty Switchを接続し、NXS Quantumに変速の指示をする通信ユニット。
ポートは4つあり、Bit,Shifty,Diyキットを合わせて最大4つ接続できる。充電はUSB Type C。どのスイッチをシフトアップ、シフトダウンにするのかはアプリで設定する。
SRAM ETAPのBlipBox的な役割。
3.Bit
BlakBulletに取り付けるスイッチ。
4.Shifty
BlakBulletに取り付けるスイッチ。ボタンが2つある。
内径は22mm程度でドロップハンドルにはそのまま取り付けられないので注意。(DHバーには取り付けられる)
5.Diyキット
BitやShiftyでなく、自分でスイッチを作成したい人向け。BlakBulletに取り付ける。切りっぱなしになっていて半田付けなどができるのであれば。
6.バッテリー充電器
Quantumのバッテリーを充電するための充電器。TypeC。
7.アダプタ
直付け(Straight)、磁石(Mag)、チューブ(Tube)の3つのタイプがある。
自分の好みの取り付け方法を選択する。StraightとMagは見た目は変わらない。
末尾が
Jがシマノ
Cがカンパ
Aがスラム
MがMTB
とのこと。
①Straight(末尾Tはチューブ用のQuantum側アダプタ[QTA-Q])
②Mag
③チューブ(3つの治具が必要。)
末尾Tのアダプタ
チューブ
RD側チューブ治具
個人的にチューブタイプは抵抗が大きくなり動作不安定になるためあまりお勧めしない。
詳細は以下のpdfを見て自分に必要なアダプタやチューブを選択する
https://nxswireless.com/wp-content/uploads/2022/02/Quantum-Adapter-Map.pdf
参考までにRD-R8000-GSに取り付けた写真を添付しておく。
・Straight
・チューブ