ホイール

Zipp303FireCrestっぽいホイールを組みました

はじめに

とある強豪トライアスリートの方から2021モデルのZipp303FireCrest Discを超えるようなホイールを作ってくれとのご依頼を受けて作ってみました。


前602gと後687gとなりました。
リムの寸法などは2021モデルのZipp303FireCrest Discと同じです。

構成

リム

 この2021年のZipp303FireCrestDiscは、40mm高フックレス、外幅30mm内幅25mmの超ワイドリムで28Cのチューブレスタイヤに最適化されたホイールなそうな。
そしてなんと上記スペックでリム重量脅威の365g(WheelBuilder情報)
 試しに中華メーカーに上記と同程度のスペックのリムが作れるか聞いてみると、可能とのことだったので発注してみることに、
 そして届いたリムがこちら


 375gと384g少し重いですが許容範囲としましょう。今回はニップル穴あり。ディンプル加工もあり。外幅30mm,内幅25mm,フックレス。
 最大空気圧は28Cで80psiとのこと。

ハブ

リムは同程度のスペックが入手できたとして、ハブで差を付けていきたいところ。なのでハブには妥協せずDT180EXPを採用。

スポーク

2021年のZipp303FireCrestDiscはオールロードで使えるようにとのことなのか全数CX-Sprintとなっている。
用途がトライアスロンなのでこちらは軽さと入手性を目的に全てCX-Rayで。
長さは
フロント
 ローター側276mm
 非ローター側278mm
リア
 NDS側280mm
DS側278mm

購入はAliexpressです。

ニップル

SAPIM 2.0 14mmのアルミニップル
Pax Cycleさんから購入しました
SAPIM アルミニップル ブラック

使ってみた感想

以下、ロングの強豪トライアスリート(マイケル先生)から走行データ付きのインプレをいただけました。(原文そのまま)
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乗り出してしばらくの直線は35オーバーで巡航。ZIPPと変わらずスピードがのる。路面からの衝撃はZIPPよりもさらにマイルド。スポークの剛性か?
登り下りとも体感的には、ZIPPとの差を感じず、相変わらず28mm4気圧の素晴らしい走行感覚。湿気が高く空気が重い感じがあったが、
体調も良くアベレージは31.7。ZIPPのデータと比較すると…
今期最高(ZIPP)av32.0km-172W
今朝(ちくわ)av31.7km-167W
4月16日(ZIPP)av30.7km-167W
比較しやすいので同じ167Wのデータを並べてみたが、なんとちくわホイールがZIPPをアベレージで1km上回るという結果に😮
仮に今日、今期最高の172Wが出てたとすると計算上ではアベレージ32.6㎞がでたことになる。
1ヶ月前より暖かくて身体も柔らかいことでパワーに現れないコンディションの向上はきっとあるが、データからみても
ちくわ輪業の「デビルホイール」はZIPP303と同等以上の性能があり、その価格でZIPPを圧倒的に打ち負かしたのである。

Zipp303FireCrest Disc

ちくわホイール

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狙い通りCX-RAYにした効果があってホッとしました。