ホイール

手組ホイールでスポークの比較(CX-RAY vs X-TRA1420)をしてみた話

手組でホイールを組んだりする際にSAPIM CX-RAYとPillar X-TRA1420をよく使いますが実際にホイールに組付けてみて
差がでるのか疑問だったので比較してみました。自己満足です。

金額の比較

aliexpressで購入すると
SAPIM CX-RAY
Pillar X-TRA1420
購入本数にもよりますが、
・SAPIM CX-RAY 約270円/本
・Pillar X-TRA1420 約160円/本
となります。
前後のホイールで44本使うとすると5,000円前後の差となります。

本物であることを祈ります。

重量の比較

手持ちの282mmで1本あたりの重量を比較してみました。
SAPIM CX-RAY /本
Pillar X-TRA1420 4.635g/本
ほぼ変わらないです。

ホイール使用時の比較

スポーク以外をすべて同じにしたホイール、サンプル①とサンプル②を用意しました。
サンプル①

サンプル②

ホイールの条件は下記のとおりです。
・サンプル①がPillar X-TRA1420、サンプル②がSAPIM CX-RAYを使用
・スポークテンションは、DSを115kgfでそろえる。
・ハブはNovatec FS522SBを使用。
・リムはCarbonBeamのCB29RCT30-SLを使用。

上記のホイール2つで以下の試験走行を実施しました。
・Gorixのハイブリッドローラー台上で10分間190Wターゲットで走行
・タイヤの摩耗による転がり抵抗変化を排除するため。使用するタイヤおよびチューブは同じ個体を使う。(GP500025C + TIOGA Ultralight)
・実施日による入力装置(漕ぎ手)、計測装置(パワーメータ―)、その他機材の影響を排除するため、試験走行はサンプル①,②ともに同日中に行う。

比較結果は以下になります。

今回の試験走行の条件においては、有意な差はみられませんでした。

まとめ

費用:Pillar X-TRA1420の方が安い
重量:ほぼ同じ
ホイール性能:ローラー台上で190W負荷では有意な差はみられず。

以上